80歳前後でリフォーム?!
以前はリフォームの中心年齢は60代と言われていましたが、最近は高齢者の方々もリフォームを検討されることが増えています。お元気で長生きされる方が増えている一方で、身体機能や行動範囲に制限を感じることもあるでしょう。
具体的なご相談内容としては以下のようなことがあります。
- 2階に上がるのが不安。移動が困難。
- 収納。物の把握や取り出しやすさに困っている。
- 後10年ここで生活したい
- 60歳でリフォームしたのに不具合が出てきた。
80歳の親がリフォームを言い出したら?反対する?
ブログを読んでくださる皆様は、おそらく40代50代の方が多いことでしょう。
高齢のご両親が別で暮らしている方も多いかと思います。
しかし、ご両親の生活不安を想像すると、何をしたらいいのか迷うこともあるでしょう。
- 後数年しか元気で普通の生活しかできないのに、家にお金かけるの?
- 今まで何とかなってきたんだから。。
そんな思いが交錯することでしょう。
高齢者は暮らしに困っている?
親の家に行くと、前までは整った状態だった部屋が次第に変わっていくことがあります。
- きちんと収納された物が出しぱなし
- キッチンや洗面台のカウンターがくすんでいる
- お風呂やトイレやコンロにレンジフードの掃除ができなくなっている
- 床に物が増えている
これらの現状を見て、
「休日にでも掃除手伝いに来るしかないのか。。」と感じることもあるでしょう。
家が片付いてないとストレス
実は、住んでいるご両親がその片付いていない状況にとてもストレスを抱えていらっしゃいます。
- 昔はできていたのよ。
- 汚くしていてごめんなさいね。
- どうしたらいいのか、わからないのよ。
- 子供たちは仕事や子育て忙しいから迷惑かけたくないのよ。
そんな言葉からご相談がスタートすることもあります。
人間は動物
人はそもそも動物なので、片づけ・掃除なんて機能を持たずに生まれてくるのです。
老後は赤ちゃん子供になる。なんて言葉を良く聞きますが
身体機能が落ちてくると、より動物的に『整理整頓・片づけ』ができなくなるんです。
ですが、もちろん散らかっていると落ち着かないですよね?

空間デザイン心理学理®から、かたづけられない理由を以下にまとめてみました。
なぜモノが多いとストレスを感じやすいのか?
脳が刺激されるから
散らかった部屋を見ると、脳は視覚的な刺激を受けてイライラすることがあります。整った状態を好む脳は、無秩序な部屋に刺激を受け、ストレスを感じることがあります。モノに注意力を奪われるから
散らかったデスクや部屋では、注意力が低下し、作業効率が悪くなります。モノに気を取られて集中できないため、ストレスを抱えることがあります。探し物が増えるから
所有するモノが多いと、探し物が増えてイライラします。必要なモノをすぐに見つけられないと、ストレスが溜まります。リラックスしづらいから
散らかった部屋ではリラックスできません。特にリビングや寝室で服や小物が乱雑に散らばっていると、心も体もリラックスしにくくなります。
モノが多いことによるストレスの影響
- イライラしたり怒りっぽくなる
散らかった部屋で片付けが進まないと、イライラが募ります。家族との関係も悪化することがあります。 - やる気が出ない
ストレスを感じ続けるとエネルギーが消耗し、日常のことに気力が湧かなくなります。 - 自己肯定感が低くなる
整った部屋を見て「できない自分」を責めて、自己肯定感が低くなり、自信がなくなることがあります。 - 衝動買いをしたくなる
ストレスを発散しようとして無駄なモノを買いすぎることがあります。

早いうちにリフォームを
高齢者にとって快適な生活を送るためにリフォームを行うことは重要です。
住み慣れた我が家で残された人生を過ごしたいと思う方も多いでしょう。
将来を見据えて、まだ元気に身体が動けるうちからリフォームを行い、
介護者の負担も軽減するためにも準備を進めましょう。
予算と補助金制度
状況やご希望相談しながら予算組いたします。
また、介護リフォームには補助金制度もありますので、利用できるものを確認します。
高齢者の快適で安心な生活をサポートするために、適切なリフォームを検討してくださいね!
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