今回は、すでにリフォーム済みの中古マンションを購入された母娘家族様

「自分たちらしい暮らし」ができるよう再リフォームをお手伝いしました。

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50㎡と限られた床面積の中でも、安心感とくつろぎのある毎日を過ごせるよう、
細やかなゾーニングと家具配置で、暮らしの“整い”をカタチにしています。
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👩‍👧 1. コンパクトな住まいに、ふたり分の寝室を確保

もともとは仕切りの少ない1LDKに近い間取りでしたが、
親子それぞれが自分の時間を持てる個室を確保できるよう、レイアウトを見直しました。

“ちょうどいい距離感”が生まれたことで、
ひとつ屋根の下でも、お互いを大切にしながら自分らしく過ごせる空間が実現しました。

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さらに今回のリフォームでは、以前の納戸扉を新たな寝室の出入口として再利用

空間になじみつつコストを抑える工夫も盛り込みました。

ちょっとした工夫ですが、こうした再利用のアイデアが、
無理のない予算で心地よい空間を叶える鍵になっています。


🛋 2. くつろぎと団らんを両立する、ゆったりリビング

LDKの奥には、自然光がしっかり入る広めのリビングを配置。
ソファスペースとダイニングエリアをゆるやかに分け、
読書やテレビ、会話が心地よく広がる空間に仕上げました。

毎日過ごす場所だからこそ、リラックスできる“抜け感”を意識しています。
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🍳 3. キッチン横には「仮置き+収納」の機能的カップボード

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キッチンには、家電や食器をまとめたカップボードを設置。
調理中の仮置き台にもなる広めの天板で、作業効率もアップ。

冷蔵庫・電子レンジ・炊飯器・食器類を一か所に集約できるから、
空間をすっきりと保ちながら、出し入れもスムーズに。

🍳 奥行450mmでなく650mmを。 “使いやすさ”がぐっと変わる理由

今回のリフォームでは、カップボードの奥行を標準的な450mmではなく、
たっぷり使える650mmに設定しました。

その理由は、ただ「収納が多くなるから」ではありません。


1. 家電がしっかり収まる・蒸気も安心

炊飯器やポット、コーヒーメーカーなど、最近の家電はサイズも大きめ。
奥行650mmあれば、家電を奥まできちんと設置できるうえ、
前面に余裕ができるので蒸気による壁や吊戸棚の傷みも軽減できます。


2. 作業スペースとしてもしっかり使える

ちょっとした調理や配膳準備、荷ほどきなど。
450mmだと「物を置くだけ」で精一杯ですが、
650mmなら、まな板やバットを置いて“作業するスペース”にも早変わり

「キッチンがもう一列増えたような感覚です」とのお声も◎

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☀️ 4. 内窓設置~補助金対象工事

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西面の大きな窓から差し込む強い西日への対策として、
断熱性と遮熱効果のある**内窓(インナーサッシ)**を新たに設置。

夏の暑さ・冬の冷気をやわらげながら、光はやさしく取り入れる。
そんな快適さをプラスする一工夫も今回のポイントです。



🗣 お客様の声

「この間取りでふたり暮らせるか正直不安で…どうしたらいいですか?」
最初のご相談は、そんなお悩みから始まりました。

限られた空間の中でも、寝室の確保や収納の工夫、
そして再利用によるコストダウンなど、ひとつひとつの工夫を積み重ねたことで、
思っていた以上に、コンパクトでも暮らしやすい住まいになりました
と笑顔でお話してくださいました。

特に、「扉の再利用や収納計画など、予算以上の満足感がある」とのお声は、
私たちにとっても嬉しいフィードバックとなりました。


この事例のように、暮らしに合わせて“整える”リフォームは、
ただ間取りを変えるだけでなく、「どう暮らしたいか」を丁寧に描くことから始まります。

risesインテリアデザイン室では、
ご家族それぞれのライフスタイルに寄り添いながら、
“住まいを整える”お手伝いをしています。